2016年の自動ブレーキ・予防安全装備徹底比較!メーカー別にまとめてみた!【前編】

ASV+

「自動ブレーキ」などの先進安全装置は、もはや車の定番機能になってきました。
新車だとほとんどのクルマにも設定できるようになって……なんだか時代の流れを感じます。

とはいえ、メーカーごとに名前も違えば機能も違う!
そこで今回は、こういった予防安全装置について、国内各社の最新装備を徹底比較してみました。
新車選びの際には気になるポイントの一つだと思うので、よく確認してみて下さいね♪

※2016年12月のJNCAPによる予防安全性能アセスメント試験の結果を受けて、内容・評価を更新しました。

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トヨタ:Toyota Safety Sense

新型プリウス・エクステリア

日本の誇る自動車帝国、トヨタ。
とはいえ、こういった先進安全装置については、やや搭載が遅れている感が否めません。
もちろん、持ち前の資本力をバックにどんどん他社に追いついてきているのですが。

このトヨタには、クルマのグレードに応じた二つの先進安全装置があります。
それぞれ見ていきましょう。

Toyota Safety Sense C

センサー カメラ
レーザーレーダー
衝突回避サポート 30km/hまで
自動ブレーキ作動 80km/hまで
歩行者検知 ×
車線逸脱警告
車線変更アシスト ×
後退アシスト ×
その他 先行車発進告知
急発進抑制

総合評価:C

アクアやシエンタといった、量販グレードに設定されている予防安全装置です。
必然的に、最も量販される予防安全装置と言えるでしょう。

はっきりって、性能はそれほど高くありません。
何と言っても自動ブレーキが歩行者を検知しないのは、王者トヨタのこの分野に対する遅れを象徴しています。
廉価グレード向けに、割り切った作りになっていると考えるべきでしょう。

一方で、このクラスの装備をアクアなどは「標準搭載」しています。
見方を変えれば、最低限ながらも心強い装備が、安価で手に入るわけで、それは一般のユーザにとっては、とても心強い事実でもあります。

貧乏で悪いかっ!?ヾ(゜Д゜ヾ

Toyota Safety Sense P

センサー カメラ
ミリ波レーダー
衝突回避サポート 40km/hまで
対歩行者:30km/hまで
自動ブレーキ作動 無制限
対歩行者:80km/hまで
歩行者検知
車線逸脱警告
車線変更アシスト ×
後退アシスト ×
その他 自動クルーズ
急発進抑制
自動ハイビーム
車線逸脱警報

2016年試験評価点実績

車種 対車両 対人
レクサスGS 32/32 21.9/25
レクサスRX 32/32 22/25
クラウン 32/32 21.3/25
プリウス 32/32 22.1/25

総合評価:A(ただし、前方に限る)
(2016年のJNCAP予防安全試験を受けて更新)

新型プリウスなどに搭載される、トヨタの予防安全装置の「上位版」です。

さすが上位版だけあって、自動クルーズコントロールなどの優れた機能を備えています。
歩行者検知機能も追加され、不足のない性能を誇っていると言えるでしょう。
2016年12月の安全試験においても、対車両性能は文句なし、対人性能でも高い得点を叩き出しています。
カタログスペック上「対人突回避は30km/hまで」と謳っていますが、実際の試験では60km/hにおいても衝突を回避してみせました。(過信は禁物です)

ただ、機能が全面に集約し過ぎている感は否めず、横や後ろなどへの監視機能はありません。いわゆる「普通に優等生」な衝突安全装置と言えるでしょう。

ホンダ:Honda SENSING

オデッセイ安全装置
出展元:HONDAホームページ

センサー カメラ
ミリ波レーダー
衝突回避サポート 記載なし
自動ブレーキ作動 80km/hまで
歩行者検知
車線逸脱警告
車線変更アシスト ×
後退アシスト ×
その他 歩行者事故低減
標識認識&表示
先行車発進告知
自動クルーズ
急発進抑制

2016年試験評価点実績

車種 対車両 対人
フリード 31.9/32 12.5/25

総合評価:B

いわゆる「ハイグレードな衝突安全機能」は一通り網羅されている、HONDAの虎の子です。
歩行者事故低減ステアリングや標識認識など、独自の装備が凝らされている点も注目でしょう。

ただ、標識認識は発想は面白いのですが、現在では「認識した標識をディスプレイに表示する」だけの機能なので、実際どれだけ役に立つかは不鮮明です。
加えて言えば、画像認識技術ではなくてGPSを利用した地図データで代用できるんじゃね?w今後の進化に期待したいところですね!!( ´▽`)ノ

また、やはり横や後ろに対する安全機能に乏しいのが欠点です。

2016年12月に発表された予防安全装置試験の結果を見るにつけ、対人ブレーキについてはやや心許ない。
40km/hまでは衝突回避しましたが、45km/hでは1/3の確率で動作して「被害軽減」に止まっています。
また、20km/hの低速域についても結果は芳しいものではありませんでした。

とはいえ、ミニバンであるフリードでの受験であるという不利もある上、きちんと性能試験を受講した試験は評価されるべきでしょう。
こうした「ユーザに積極的に情報を展開する姿勢」があるというのは、非常に安心できます。

ダイハツ:スマートアシスト

ムーブ_スマアシⅡ
出展元:ダイハツホームページ

「スマアシ」の愛称で呼ばれる、ダイハツの自動ブレーキシステム。
2016年末に、遂に待望の「スマアシⅢ」がタントによってリリースされました。
溝を開けられていたスズキとの自動ブレーキ性能差が、遂に埋まった瞬間と言えます。

スマアシⅡ

センサー カメラ
レーザーレーダー
衝突回避サポート 記載なし
自動ブレーキ作動 50km/hまで
相対速度差30km/h以内
歩行者検知 警報のみ
車線逸脱警告
車線変更アシスト ×
後退アシスト ×
その他 先行車発進告知
急発進抑制

総合評価:D

もはやダイハツと呼んでいいかどうかは謎(トヨタの完全子会社)ですが、とにかくダイハツ。
自動ブレーキの性能としては、現在においては最低ランクです。

特に致命的なのが、自動ブレーキの作動する速度域。
相対速度差30km/h以内というのは、少し進化が遅れている印象を受けます。
それ以上の速度差(または速度50km/h以上)ではブレーキそのものが作動しません。
衝突回避はともかくとして、被害低減のために最低限ブレーキの作動は欲しいところです。

なお、対歩行者としてのブレーキ作動は明言していませんが、50km/h以下の場合に警報で通知する機能はあるようです。
これは同じ廉価システムであるトヨタのToyota Safety Sence Cと比べると、アドバンテージとなるでしょう。

最も、ダイハツの車両は基本的に「軽自動車」なので、費用対効果の側面としてはこんなものかもしれません。

今後順次、各車種は新型自動ブレーキの「スマアシⅢ」に切り替わることが予想されます。
可能な限り、「スマアシⅢ」搭載を待つべきだと言えるでしょう。

スマアシⅢ(New)

センサー カメラ
ソナーセンサー
衝突回避サポート 相対速度差30km/h以内
自動ブレーキ作動 80km/hまで
対歩行者:50km/hまで
歩行者検知 警報のみ
車線逸脱警告
車線変更アシスト ×
後退アシスト ×
その他 車線逸脱警告機能
先行車発進告知
急発進抑制
オートハイビーム

総合評価:B-

遂にリリースされた待望の自動ブレーキ機能です。
スペックを単純に並べると、スズキのデュアルカメラブレーキサポートには一歩及ばない感もありますが……。
とにかくも、このクラスの自動車に次々と自動ブレーキが搭載されていくのは素晴らしいことだと言えます。

対歩行者に動作するという点で、スマアシⅡとは比べものにならないスペックです。
2016年のJNCAP予防安全試験に間に合わなかったのが、悔やまれますね。

こうして見てみると、各社微妙に差があって面白いですね~。
他の会社については、次回に続きます!!

⇒後編はこちら!

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