NISSANの野望~EV&自動運転で世界を獲れるか?~

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NISSANが東京モーターショーで発表した一台のコンセプトカー「IDS CONCEPT」。

やがて来る自動運転の未来を予見したそのクルマは、NISSANの今までの、そしてこれからの戦略を、何よりも明確な形として具現化したものでした。

それは、かつてのNISSANを愛する私のような古参ファンからすれば、幾ばくかの抵抗を伴うものではありましたが。
でも、その価値を認めずにはいられない……そんな複雑な一台でした。

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IDSコンセプトは実現すれば確かにスゴイ!

IDSコンセプト
出展元:東京モーターショー公式ページ

これがNISSAN、IDSコンセプト。

まあ「ザ・コンセプトカー」っていうデザインではあるんですが、結構かっこいい。
最近のNISSANのデザイン力というのは、中々のものがあります……多分。
国内向け製品が一部除きことごとくダサいのは、色々な大人の事情ですよ、きっとw

ただこのクルマのすごいところはデザインではありません。

最近話題の「自動運転」こそがこのクルマ最大のフォーカスポイント。
自動運転時には、車内にハンドルさえないのです。
ハンドルは自動運転時には自動格納され、代わりにタブレット端末的なのが色々状況を伝えてくれます。

そう、自動運転。

色々と思うところはあるし、好きになれないところもあるのですが、

「あったら便利」

というのはやはり普遍の事実なんですよね。

例えばクルマで3時間ぐらいかけて、遠くに旅行する。
最初の1時間はステアリングを握って運転を楽しむけど、徐々に疲れてくる。
そうすると、自動運転モードに移行して、後は家族との会話を楽しみながら旅行先を目指す……。

やっぱり、疲れますからね。長距離ドライブは特にそうですが。

そう考えると自動運転というのは、否定しようにも否定しきれない要素の一つになってきます。
だからこそ、自動車各車はこぞってその技術を研究しているのでしょうが……。

NISSANの戦略はどこよりも未来を見ているが…

特にNISSANは、この自動運転技術に熱心です。
少なくとも国産メーカーの中では、最も自動運転に情熱を注いでいるメーカーでしょう。

これはカルロス・ゴーンという経営者の力なのかもしれませんが、改めて俯瞰すると、NISSANの戦略は極めて巧緻かつ合理的だと思えます。

だからこそ、ハイブリッドシステムもそこそこにリーフというEVを発売し、自動運転システムにこれだけ注力する。
内燃機関は必ず滅びると踏んで、ハイブリッドもそこそこに未来のパワートレインであるEVを導入したのも、すべては天下を取るため。
トップシェアを取るための何よりの方策なのでしょう。
TOYOTAを打倒し、自動車業界の帝王に君臨するための帝国を築き上げるための策は、確かに他に思いつきそうにありません。

そしてそのために今は軽自動車を売る。
販売店を食べていかせるために、台数の稼げる軽自動車を三菱と共同で開発した。
NISSANは軽自動車のノウハウなんてないので、クルマとしての中身はきっと三菱なんでしょう。
理想的な提携…みたいな記事も読んだことありますが、めちゃめちゃ足元見られた格差婚じゃないかと、私は邪推してますww
まあ、そもそも論ですが、やがてその優位性が淘汰されていくであろう軽自動車に、NISSANは何の優位性も感じていないのでは無いかなぁと思ったり……。

逆に既成のクルマの価値観の中で、NISSANが最も価値を感じているのが高級車ブランド。
それは何故かというと、自動運転は高級車から導入されるに決まっているからです。
もっと言えば、自動運転が取り入れられたクルマに求められるのは、内装の質感や走行中の乗り心地でしょうから。
純粋に売れたときの実入りが大きいというのもあるんでしょうけどね(^^;

いずれもシロウトの妄想に過ぎませんが、「やるね!NISSAN!」と言いたくなります。
オトナな意味でww

果たして車は家電になるのか…?

まあ、自動運転については、モヤモヤした想いを抱えている人はきっと多いと思うんですよ。

何だか自動運転って、もはやクルマがクルマではなくなってしまう気がして……。
それをどんどん進める正直NISSANに対しては、「家電メーカーになりたいのかっ!?( ゚Д゚)ノ」って思ってるところもありつつ。
でも、かといってNISSANが車の楽しさというものを全くスポイルしている感じでもない。車の魅力を残そうとする想いも端々から感じられます。
ただ自動運転が進めば、走る楽しさという車本来の意味合いは全く必要がないものになるので、やっぱり車は家電になってしまいそうです。

ムズカシイ問題だ。

ただ、自動運転への流れは、恐らく不可避のものでしょう。
自動車メーカーたちにとって、ある意味自己否定を強いられることになるので、ジレンマは多いでしょうね……。

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