EVとガソリンの未来を真剣に考えてみる。小型モビリティの可能性こそ、本来の姿?

EV

唐突ですが、今回は思いのたけを語ります。
マジメに語ります。
テーマはEVとガソリンの未来についてです。

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未来の車がEVなわけではない

いきなりですが、最近のEV偏重の国策・政策について、一番に思うのはこれデス。
アメリカのカリフォルニア州がやってる「ZEV規制」とかが有名だが、これはメーカー各社の販売する車について、一定の割合で「エコカー」を売りなさいという話。

それ自体は別にいいんだけど、このエコカーというのが「PHEV」または「EV」という定義だからちゃんちゃらおかしい話になるわけです。
発電技術で特に優位性のある州でもないんだから、純粋な燃費性能で規制しろよ。
まあ米国はEV開発で有利に立っているわけでもないので、この州は単に自国の産業を圧迫しているだけという見方もできるんですが、それはともかく。

EVは決して未来の車ではないわけです。

電気をつくるのと、ガソリンを燃やすのと、どちらが効率的なのという話で、現時点での技術では発電施設にやや分があるという話に過ぎない。
原子力発電所が居並ぶような都市なら、完全にEVに優位性がある一方で、火力発電に依存してる国なら、燃費という面で大してEVにメリットなんてないわけですな。

わかりやすい資料がありました。

電気自動車は環境に優しいの?

国立環境研究所HPより 「電気自動車は環境に優しいの?」

ちょっと古そうですが、まあ大筋こんなもんでしょう。
ガソリン車について「ガソリンCVT軽自動車」としか記述がないので、あくまで参考程度ですが。
EVの環境効果は、その国の発電環境に依存するわけです。
そしてHCCIが出ればきっとその差は激減してくれると無邪気に信じてるワタクシでありましたw

そしてEVが未来のクルマとなりえない最大の理由は、環境面以上に

充電の手間

でしょう。
普通にコンセントから充電する以上、この手間は避けられない。
ガソリンスタンドでバッテリーを次々に交換できるようなイノベーション的な仕組みがあれば別ですが、そんなバッテリーの健全性も担保できずに作業コストもバカデカイ仕組みは現時点で現実的ではありません。

なので、本当の意味で「未来のクルマ」っぽいのは、あくまでも水素自動車だと思います。
インフラ整備の問題や、産廃水素を利用できるのかどうかという点も含め、課題は多いですが、自動車としての機能面だけみれば、ECO性能も使用効率も理想的。
トヨタがやたらと水素を推すのは、一理も二理もあるわけです。

近未来はガソリン・EVの共存世界

なので結局、EVではガソリン車のシェアを完全に奪うことはできないというのが、私の考えです。

近距離用の小型EV

長距離用の大型ガソリン車

未来のクルマ社会というのは、この2つが並列に並ぶ世界なのではないでしょうか。

マツダの記事で「マツダEV開発するの…?(´・ω・`)」と言っているのも、この考え方が前提にあるからだったりします。
世界の自動車シェアの半数以上が仮にEVに奪われるにしても、「それがどうした!」と。
マツダのような経営資源の限られた会社は、二正面作戦を強いられるよりも、むしろ得意とするエンジン技術に注力して、ガソリン車のみで「シェア2%」を目指した方が現実的ではないのだろうかと、そう思ったわけです。
いやまあリスキーですけどねw 経営陣の判断めちゃくちゃ勇気いるでしょうけどww

んで、EVとガソリンの共存する未来ってどんなのだろうと思ったら、面白そうなニュースがありました。

パナソニック、完全自動運転の超小型EV開発へ。1-2km程度の移動手段に

ああ、コレだなと。
ニュース見た瞬間、私すごい得心がいったわけです。

リアルにコレ、イノベーションだと思います。

駆逐されるのはガソリン車ではなく…

完全自動運転の技術を駆使した超小型EV。

1~2km程度の運行を前提とした小型モビリティ。

シェアが被るのは、むしろ完全に「原付」ですね。
運用コスト面での差は確かにあるのでしょうが、大量生産を前提とするなら、EVのほうが原付より生産性は高いはず。
車重が軽くなれば走行可能距離も増すでしょうし、総電力が低くなれば充電時間も短縮される。
むしろ単距離移動が中心なら、充電時間なんて「たかが知れてる」わけです。

こういう「移動用モビリティとしてのEV」こそが、EVというカテゴリの本来の姿なのではないでしょうか。

もちろん、1~2km程度の往復を視野にするとは言っても、「航続可能距離5km!」みたいな低スペックには流石にしないはず。
これが「航続可能距離50km!」ぐらいになってくると、もう立派な軽自動車の代替品です。

小型化して駐車場問題まで整備されれば、ロングドライブに有用性を感じない都会の人間の全面的なシェアを奪える可能性もあります。
私のような地方人間にも、航続距離が数十kmに及ぶなら、「近所のお買い物&片道5km程度の通勤手段」として非常に有用なので、ロングドライブ用のガソリン車は一台残すとして、セカンドカーにはこれを導入すると思いますね。
別にリーフはいらないけど、これなら(安ければ)あってもいいや。

まあ片道5kmの通勤に使えるかどうかは怪しいですが、目下の問題は車両としての衝突安全性能になってくるでしょうから、そこがクリアできれば1~2km用も5~10km用も大差なく製造できるような気はします。

パナなら国土交通省とかにコネつくるのもそんなに大変じゃなさそうだしな~w

EV=クルマという価値観に世の中が支配され過ぎている感のある昨今。
この提案はとても斬新でとても合理的に見えます。

未来のEV事業をリードするのは、もしかするとテスラでも日産でもなく、Panasonicだったりして……。

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コメント

  1. Usk より:

    納得です。

    ゼロエミッション規制は排出量ではなくて、「販売台数」の比率の規制ですからね。
    数を稼ぎやすい小型EVはもってこいですね。
    マツダもガソリンにこだわり過ぎて、排出権を買うよりは、あまり儲からなくても、小型EVを売った方がいいという算段なのだと思います。

    個人的には軽自動車の延長線に解があるんじゃないかと思ってるので、軽量化と安全性を両立させたアルト擁するスズキに期待してます。

    • セトシン より:

      Uskさん、コメントありがとうございます。

      確かに小型EV作って売りまくれば、規制回避できますからね~。
      燃費なんて気にせずに小型スポーツEVコンパクト開発して欲しいところですw
      そして機関なんてトヨタから持ってこい!!(笑)

      確かに、原付も手がけるスズキこそ、EVのような小型移動モビリティに最適化できそうですね!
      果たして修会長は動いているのか……注目です!!