CX-3に”2L”ガソリンエンジンが追加された理由。売る気がないマツダの真意は?

CX-3_2
出展元:マツダホームページ

遂に、というべきでしょうか。
マツダ「CX-3」にガソリンモデルが追加されました。

そもそもディーゼル一本という、チャレンジングな商品ラインナップだったCX-3。
同格車種のヴェゼルで言えば、HVモデルだけを売るような野心的な商品展開でしたが、モデル3年目にしての今回のテコ入れに相成りました。
しかし、そのガソリンエンジンは当初予想されていた1.5Lエンジンではなく……。

まさかの2Lエンジンでした!?Σ( ゚Д゚)

今回は、「何故1.5ではなく、2Lエンジンなのか」について、ちょっと考察してみたいと思います(´・ω・`)ゞ

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CX-3とガソリンエンジンの経緯

そもそも論ですが、CX-3がディーゼル一本で販売されていたのはあくまでも日本の話です。
海外向けには、きちんとガソリンエンジンを投入しておりました。
そして、そこで投入されていたガソリンエンジンは“2L”でした。

これは海外のパワー需要を見越せばある程度当然の話だと言えます。
CX-3の車両重量は1.2tを軽くオーバーするわけで、その重さはアクセラとほとんど変わりがありません。
余裕のある走りを考慮するなら、当然エンジンの出力がある程度は要求されます。
アクセラにとってのベストグレードが「20S」だとマツダの中の人が言っている通り、CX-3も当然のように2Lガソリンエンジンがベストチョイスになってくるわけです。

というわけで、新発売のCX-3のガソリンモデルは、今回新たに開発されたわけではありません。
元々あったものを、持ってきているわけです。

それでも”2L”な理由を紐解く

しかしそれでも、単純に台数を稼ぎたければ、1.5Lガソリンエンジンが最適だと一見にして思ってしまいますよね?
アクセラだって、15Sが一番売れてた時期がありました。
一番多く売れるのは最廉価グレードじゃないのかと、誰しもが思ってしまいます。

んがしかし。
CX-3はあくまでも2Lで勝負するとのこと。

これには大きく二つの見方があります。
まず、マツダがCX-3の販売台数をそれほど追っていないという可能性。
そして同時に、そもそも1.5Lモデルが売れるとは思っていないという可能性です。

台数を出す必要がないのか?

まさかマツダの商品戦略部が、2Lモデルを出せば売れるなんてアホな考えはしてないはず。
ていうことは、1.5Lモデルを敢えてつくってまで、このCX-3を売る必要はないという前提があるとしか思えません。

では何故「売らなくてもいい」のでしょう?
仮説を立ててみました。

説1:SKYACTIVテクノロジーの汎用化がすごくて、CX-3の開発費がほとんどかかっていない(つまりもうペイできてる)

→さすがにそんなことはないと思います(汗)
いや、もうペイ出来てたとしても、「じゃあ台数出さなくていいや」という考え方になれば、営利企業としてはオシマイです。

説2:海外がメイン市場なので別に日本市場はどうでもいい

→これは有力な説です。
そもそもマツダが復活を果たしたのは日本専用のガラパゴスモデルをすっぱり諦めてグローバルモデルに注力したからです。
海外で売れてるなら、そこまで日本市場で躍起になって売ることもないというワケですね。

マツダのニュースリリースには、輸出入のクソ頭が痛い数字が悩んでいる人殺しのようなページがあります。株主とかはこういうの見るんですかね、すげーなw

マツダ、2017年3月および2016年4月~2017年3月の生産・販売状況について(速報)

通年実績ではCX-3なんてチラリとも出てきませんので、かろうじて出ている2017年3月の輸出実績をみますと、

【主要車種実績】
「CX-5」:27,716台(前年同月比+8.7%)
「アクセラ」:15,974台(同+4.1%)
「CX-3」:13,979台(同+115.9%)

うわすげ、これ多分輸出数トップ3ということでしょ。
何とアクセラに次ぐ立場ですよ。デミオ以上。(デミオが現地生産なだけな気もしますが)

輸出なので、海外販売数と厳密にはイコールではないんでしょーが、まあ要するにグローバルに売れているのですよね、CX-3。
月に1万台売れてると考えれば、とんでもない大ヒットモデルなわけです。
ミニバンなんてバカバカしくて作ってられませんねw

※あくまでも輸出実績で、販売実績ではありません。台数は推測です。販売実績の資料どこかにあったら教えてくださいm(_ _)m

そもそも1.5Lモデルが売れるの?

そして第二の見方として、

本当に1.5Lモデルを出せば売れるのか?(´・ω・`)

という観点があります。

1.5Lモデルをつくれば、日本において劇的に売れるという保証があるなら、マツダもそうするでしょう。
しかし、本当に売れるのか?
アクセラは一時期15Sが最量販だったりしましたが、そもそもデミオだってXDがガンガン売れてます(半々ぐらいだったはず)。

ここで、同じ小型SUVのライバルを見てみます。

クラス王者であったヴェゼルは、あくまでもHVがメインの販売グレードです。
ややセグメントが上な感もあるC-HRにしても、売れ筋はあくまでも「高い値札」のついたHVモデルです。

つまりどちらの車種も、廉価エンジンがあるにも関わらず、ユーザはより特別感の強いグレードを選んでいる。
小型SUVにおいて廉価エンジンモデルが売れるというデータはないわけです。

CX-3が2Lガソリンエンジンの理由

結論を言えば、

「国内向けに1.5Lモデルを作っても売れない」

「そうまで国内市場で血眼になって売る必要もない」

CX-3の追加されたガソリンモデルが2Lだった理由は、これで説明がつきます。

世間一般では1.5Lではなく2Lモデルを投入するマツダを「アホすw」とdisる向きがありますが(偏見?w)、国内市場ではなくてグローバルで見ると、結構合理的な選択だと思いますよ。決してマツダがアホなわけではありません。

まあ、アレですよ!
金ないやつはSUVなんて乗るべきじゃないんですよ‼

……はい、わかりました(*´ω`*)

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コメント

  1. kuni より:

    1.5Lガソリンでなく、2.0Lは意外でしたね!
    開発コストをかけずにプライスダウンなのですから、20Sは非常にお買い得感があると感じます。18インチのアルミホイールも標準装備ですし。
    アクセラの20Sも復活してほしいな~と思います。

    • セトシン より:

      kuniさん、コメントありがとうございます♪

      意外でした! 私もてっきり1.5Lモデルが出てくるとばかり思ってましたが……。
      まあ、冷静に考えればいいグレードかなぁと思いますよね♪
      XDとこれだけの価格差で2Lをゲットできるということは、めちゃんこお得に見えます。
      20S、きっとベストグレードだったんですよねぇ……オシイカナ……(*´ω`*)