“少し先の未来”が見えたプリウスPHV試乗! これがTNGAの真の力だ!!

プリウスPHV

プリウスPHVに乗ってきました!!

もうね、とにかくやばいです。
リアルにRX-8の次のクルマはプリウスPHVにしたいと真剣に思いました。
ミニバン事情があり叶わぬ夢なのですが、それでも本気でプリウスPHVが欲しい……(*´ω`*)

本日はこの、

「すぐに普通になる、今はまだ特別な存在」

について、じっくりまったり興奮気味に、試乗レポートをお届けしたいと思いますw

ちなみに試乗グレードは「S」。
ナビパッケージですらない、最廉価グレードです!!

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プリウスPHVが語る、少し未来のスタンダード

先ず、プリウスPHVというのがどういうクルマかということをご説明させていただきます。

プリウスPHVは、

「半分EVで半分ハイブリッド車」

というクルマです。
これがどういうことかと言いますと、

・充電があるうちは電気で走る

・充電がなくなるとガソリンで走る(ハイブリッド車となる)

という、二つの走行システムを併せ持つという意味。
それが「PHV」という種類のクルマの特徴です。
三菱なんかでは「PHEV」と呼んだりしてますが、トヨタは何故か「PHV」と呼んでます。

2つの走行システムを使い分けるとか、何故そんなややこしいことをするのか?

その答えは簡単で、

・EVの方が経済的にも環境的にも優しい(発電状況にも拠る…)

・ガソリン車の方が使い勝手が圧倒的に良い

という、EVの利点を活かしながらガソリン車のメリットも捨てない「いいとこ取り」な一台なのです。

当ブログが盛んに主張していることですが、EVなんて家族のメインカーにしようものなら、家族旅行に出かけた先で充電が切れたらオシマイです。
充電スタンドを探すのにも、充電を待つのにも、膨大なタイムロスになってしまいます。
特に「充電の待ち時間」というのは、EVの運用上における圧倒的なデメリットで、EVが将来クルマの代わりになりえない最大の理由だと思っています。

しかしPHVなら、充電が切れればガソリンで走ればいいだけ。
ガソリンが切れたとしても、スタンドに行けば一瞬で補充できます。
充電スタンドの位置も、充電の待ち時間も、気にする必要が一切ないのです。

この使い勝手こそ、トヨタがPHVを「ハイブリッドの次」と言っている最大の理由です。
EVの最大の欠点である「充電」というタイムロスをガソリンで補うことで、環境性能を向上させつつも利便性を失わない。
まさに合理性に満ちた「少しだけ未来」のクルマだと言って良いでしょう。

そして、プリウスPHVのEV走行距離は公称にして68kmを超えます。
気になる実走行距離ですが、営業さん曰く

60kmぐらい

だそうです。本当なのかコノヤロウ?(*´Д`)

でも実走行を聞いてそんな数字を出すってことは、50kmぐらいは期待できるでしょう。
50kmということは、毎日の通勤・通学はEVでカバーができるということになります。
実質、日常生活はすべてEVでカバーできるわけです。
旅行などのロングドライブだけ、ガソリンでカバーすればいい。
これがトヨタの主張する、クルマの未来なわけです。

エクステリアは精悍で「少し」未来的

さて、いつもの私のPHV大絶賛(w)も済んだところで、早速現地レポ。
まずはエクステリアですが……。

プリウスPHV

乗ればわかるの前に、見ればわかるさ!!( ゚Д゚)ノ

めちゃくちゃカッコエエ……(*´ω`*)

残念ながら撮影が曇り空なわけでアレなのですが、プリウスPHVのエクステリアは昨今のトヨタ車の中ではけた違いだと思います。
道ですれ違ったら、思わず振り返ってしまうレベル(あぶねぇw)
その出で立ちは、あまりにも精悍です。

プリウスPHV

クドいわけではないカッコ良さ。
凛々しいという形容がぴったりでしょうか。
イカツさではなく、単純なカッコ良さで勝負してくれたトヨタデザインは、ずいぶんと久しぶりな気がします。

プリウスPHVサイド

斜め前からのビュー。

プリウスらしい「空力第一主義!( ゚Д゚)ノ」なフォルムですが、TNGAプラットフォームの結実とでもいうべきか、低くまとまっててカッコイイです。
精悍なフロントフェイスがよく調和していますね。

プリウスPHVサイド2

サイドビュー。

唯一注文をつけるとすれば、ここのプレスラインかなぁ……(*´ω`*)
マツダ党なワタクシとしては、うねり込むようなプレス加工が欲しいと思ってしまう。
力を蓄え込むような肉感、というべきですかね。

まあでも、デザインというより「空力第一主義!( ゚Д゚)ノ」なのでしょうw
それはそれでシャープで良いと思います。

プリウスPHVリア

うにっ、て感じのリア。

テールランプ回りがなんだかハートな感じなのは、人によって好みが別れるでしょうか。
まあ個人的には4代目プリウスより好きかな~。
そしてこの”うにっ”は「空力第一主義!( ゚Д゚)ノ」の結果なのでしょうから仕方がないですねw

正直言って、私はこういう路線が好きです。
今のトヨタのデザインを否定するわけではありませんが、厳めしい顔つきでカッコ良さを演出している車種よりは、このプリウスPHVのようなデザインの方が好み。

他で言うなら例えば、

シエンタ

シエンタとかね。

最近のトヨタデザインの路線ではあるけど、別にイカツさで演出しているわけじゃない。
全体の流麗さやオシャレ感、フロントフェイスはその雰囲気と調和する「カッコ良さ」があると思う。

こういうデザインがたまに出るので、最近のトヨタデザインはイイんですよね~。

ナビなしの「S」グレードの実力を探る

プリウスPHVのインパネ

さて、インテリア。

試乗車は最低グレードの「S」でしたが、特に内装に大きな不満があるかと言えばそんなこともなく。
ステアリングもご覧の通りで、ちゃんと皮な感じです。
このあたりは、グレードがどれだけ上がろうとも変わりません。

プリウスPHVセンターメーター

センターメーターなのは致し方ないですね、プリウスだから(*´ω`)
正直、視認性はあまりよくないと思います。
自分がセンターメーターに慣れていないだけかもしれませんが……。

プリウスPHVのセンターコンソール

センターコンソール部。
特に違和感がありません。
ていうか、普通です。

普通なんですが、実は今回の試乗グレード「S」には、一つ大きな特徴があります。
それは何か?
プリウスPHVを代表する装備である、あるものが、「S」グレードには装備されていないのです。

……そう、最廉価グレードである「S」にはナビがないのです!!( ゚Д゚)クワッ

プリウスPHVのセンターコンソール2

……ナビついとるやんけ(*´Д`)

って違いますw
これは別のナビです、多分トヨタ純正の汎用廉価ナビ。
プリウスPHVには本来、バカデカい縦長な専用ナビがついてるんですよ。

プリウスPHVのナビ
出展元:トヨタホームページ

コレコレ。
トヨタさんも、プリウスPHVのウリの一つとして全面的にこのナビを押し出してます。
操作性や画面の大きさもさることながら、このナビはプリウスPHVの先進的な、「ちょっと未来」な様々な新世代機能が、この巨大ナビに集約されているわけです。

がしかし、このナビはグレード「S」にはありません。

プリウスPHVのウリとも言える、このナビがない。
タブレットのような操作性を誇る、このナビがない。
先進性と未来性の象徴である、この大きな大きなナビがないのです!!

これはつまり、「S」というグレードは、プリウスPHVにとって大切なアイデンティティの一部が失われたグレードだと言ってもいいでしょう!

……が、そのおかげでマイナス40万ですw((((oノ´3`)ノ

私的にはベストグレードですねw
車載カーナビって、それほど性能がいいイメージがないですし。
(※マツコネをdisってるわけではないぞッ!!w)

ナビに付随する新世代機能の一つである、スマホアプリを使って、どこからでもエンジンやエアコンのON/OFFが制御できる機能は確かに便利そうです。
ただ、クルマを遠隔操作できるとして一番欲しい機能は、呼んだら勝手に迎えに来てくれる自動運転大前提のシステムですw
まだまだ時代はアナログなので、プリウスPHVはナビなしでも十分だと思います。

ちなみに、シフトレバーだけは相変わらずビミョーですね……(´・ω・`)

まあ電子制御化する中で、シフトレバーを小さくできるようになって、メーカー各社そのデザインに四苦八苦という感じなのでしょう。
ノートのe-Powerに比べれば数倍マシだと思います。

プリウスPHV リアシート

リアシートは残念ながら4人乗り。
ただし狭いわけではないので、ヒザ回りの余裕は普通にあります。

さて………………。

試乗に出発じゃぁぁぁぁっ!!( ゚Д゚)ノ

エコカーなどと口が裂けても言えないキレ味

TNGA、正式名称「トヨタ・ニュー・グローバル・アークテクチャー」。
マツダで言うSKYACTIVみたいな、設計手法のことです。

4代目プリウスから正式採用されたこのTNGAですが、はっきり言って、

コレ、プリウスPHVのためにあったんじゃね?(´・ω・`)

とさえ思えてしまいますねエエ。
恐るべきキレ味だと思います。

偉そうなことを言わせてもらえば、ワタクシ、最近のTNGAトヨタ車に試乗して、

「いいけど何か地味だな……」

と思ってました。
4代目プリウスが良いドライバーズカーなのはわかりますし、C-HRの走行性能もたいしたものだということは何となくわかるんです。このプリウスPHVに先駆けて試乗した新型カムリにしても、大人な乗り味で全然悪くなかったんです。
でも、「なんか地味」だとずっと思ってました。

それは何故か。
理由は明白です。
パワートレインです。
今まで私が試乗したTNGAなトヨタ車たちはすべてHV。
トヨタの新世代HVシステムが高効率で高性能なのはわかるんですが、このパワーユニットには「乗ったときのわかりやすい魅力」に欠ける。
アクセルを踏んだときの、例えばスポーツターボのような加速感があるわけでもなく、官能的なエンジンフィールに酔わせてくれるわけでもありません。
運転して味が出てくるのは間違いないのですが、誰にでもわかりやすい、直球な魅力の薄い、あくまでもエコシステムであるというのが、私の印象だったのです。

それ故に、地味。
乗り心地もフィーリングも決して悪くないのだけれど、これだという武器に欠ける。
それがトヨタの新しいクルマたちだとずっと思ってました。

が、しかし。

プリウスPHVに乗って、そのイメージは一変しました。

今までの「イイ子ちゃんなトヨタ車」の、TNGAによって培われた最強レベルの基礎部分に、プリウスPHVの誇るデュアルモータードライブモードが乗るわけです。
モーター二つ分を誇る強烈な加速性能。
EVの魅力を全開にしたこの動力性能はかなりのもの。
質感も違い、味も違えど、この絶大なインパクトはまさに、かつて始めてターボ・エンジンのアクセルを踏んだときの高揚感に近しい。

嗚呼、これだと思いました。
こういう面白さが欲しかったんだと、改めて思いました。
玄人ぶってクルマの魅力を語る以前に(私は玄人ではないので細かく語れないという点は無視w)、誰が乗ってもわかる明確な面白さ。
これこそが、「良いクルマ」「すごいクルマ」というものの醍醐味ではないでしょうか。

ガソリンエンジンならではの良さもある

残念ながら試乗開始時点で充電切れだったので、EVモードを堪能することはできませんでしたが、逆にそれも好印象。
パワーモードで走ったときのガソリンエンジンの手ごたえの確かさは、プリウスPHVの魅力の一つだと思います。

プリウスPHVと同じように、モーター駆動によるEV的な加速感を感じることができるクルマとして、ノートのe-Powerがあります。

ノートePower

このノートのe-Power、確かに速い。
日常域での加速に全くストレスがなく、EVのモーター駆動のメリットをフルに感じさせる一台でした。
とても新鮮なクルマであることは間違いありません。

ですが同時に、「無機質で飽きそう」という印象を抱いてしまったのです。
まるで敷かれたレールの上を走るかのような、ブレのない安定感。
それはもちろん、ノートというクルマの出来の良さに起因するものなのでしょうが、個人的にはこれがマイナス印象でした。
(それでも、Bセグとして走行性能で対抗できるのはデミオXDぐらいだと思います)

価格もセグメントも違うため、単純比較はできません。

ですが、プリウスPHVのドライビングフィールに、そういった「飽きそう」な無機質さは感じませんでした。
これは恐らく、TNGAというプラットフォームの確かさもさることながら、PHVのシステムがもたらす「ガソリンでタイヤを回す力」によるものであることは疑いありません。

ガリガリとうるさいぐらい(若干音が気になるw)のガソリンエンジンが、中速以降からはガソリン車らしいパワーを引き出します。
これがまた、中々癖になるw
モーターアシストの旨みを存分に享受しつつも、ガソリン車らしい力強さもばっちり備えているという……まさに「オイシイとこ取り」な走行性能です。

EVの軽やかな加速感と、エンジンの野太いパワー。
それを完璧に支えるTNGAのハイレベルな「裏方」っぷり。

トヨタは恐るべきクルマを仕上げたと思います。
この楽しさは、きっと多くのクルマ好きたちの心に突き刺さる強烈な矛であると思います。

まあ、問題なのは変速機かなw
MTモード相当の機能がないことが、唯一の心残り。
まあEVには変速機など必要ないのかなぁ……?(*´ω`*)

何故これがプリウスではないのか

というわけで、大絶賛というか大興奮な試乗レポートでした。
もうトヨタのマワシモノだと呼ばれても良いぐらいの勢いで、ワタクシ大興奮でございますw

試乗後のツィートが雄弁に興奮度合いを物語りますw

しかし相変わらず冷静にCVTをdisっておりますw
半EVだから、仕方ないところはあるのでしょうけどね。

とはいえ、このクルマ最大の問題はCVTというポイントではなく、4人乗りであることです。
5人乗りなら、リアのシートもコスト抑えられないだろうか。
今のままでは子育て世代が買えないので、5人乗りモデルで世の中にイッキにPHVを普及させてほしいところです。

そして、トヨタのお店で充電無料会員なんてつくる暇があったら、トヨタホームと連携してでも家庭の駐車場にコンセントをつくるキャンペーンを行うべきでっせ……(*´Д`)
外出先で充電するなんて、PHVの運用上絶対的に推すべきではないと思いますね。

ただトヨタさん、何故このモデルを「プリウス」にしなかったのだろうか?

ややお値段は高めですが、PHVという価値観を一気に普及させるためには、このクルマにこそ「プリウス」という名前が相応しかったのに……と思う。
4代目プリウスで40km/Lという目先の燃費と、目下の販売台数を追ったことが、後々の負い目にならなければ良いのですが……。

さて、次の試乗はいよいよアノ大物…………

アイシスかなっ!!( ゚Д゚)クワッ

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