新型リーフはフツウのクルマ? もはや未来ではないEVは成功するか?

リーフ新型
出展元:NISSANホームページ

予想の上でも下でもない。
個人的には、斜め上ぐらいかなぁと思っております新型リーフが、遂に発売されました。

ともかく「景観を害する見苦しい車」とさえ言われたほどの先代のアクは、外観の上からは欠片ほどもなくなりまして、欧州版マーチであるマイクラを彷彿とさせるような、丸みのある全体構成とシャープな顔立ちに整えてまいりました。

総じて言えば、良い意味でも悪い意味でも、

「これがリーフ? 何だかふつうになったなぁ?」

というのが一見した人に割と共通する感想だと思います。
新型リーフというか、新型ノートみたいですが、しかし……。

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クルマとして熟成させた新型リーフ

Webカタログを見ておりますと、NISSANが新型リーフで何をしたかったのか、何となく見えてくるような気がします。
NISSANが新型リーフに賭けた想いとはズバリ、

「クルマとしての勝負」

なのではないでしょうか。
奇抜な勝負はせずに、EVだという概念も捨てて、ガソリン車の中に混じって堂々と市民権を得てやろうと、そういう想いなのではないかと思います。
多分、ノートのe-Powerとかで手ごたえを得ての方針なのだと思いますが、ワタクシ的にはこの進化の方向性は割と望ましい。

「ウルセーお前の主観でNISSAN語るなやゴルァ!( ゚Д゚)」という声はその通りなのですが、まあワタクシめのブログということでお付き合いくださいww

エクステリアデザインに関して言えば、もちろん好き嫌いは主観なわけですが、拙者は割と好きなのでゴザル(*´ω`*)

フロントはあまりにも無芸ではありますが、それこそNISSANの想いを代弁している。
シャープに研ぎ澄まされたVモーショングリルは、むしろ80年代90年代を想起させるような硬派なエッヂが効いている感じがあって、「ザ・普通車」であり「ザ・大衆車」な趣を感じさせます。
それはユーザに「特別感」を植え付けることが優先される昨今のマーケット原理に相反する気もしますが、むしろ過度にエクステリアで奇抜さを象徴する必要はないというのは、ノートとプリウスの台数競争からの教訓でしょうか。
カローラもフィットもヴィッツもプリウスもアクアもノートも、売れる車のエクステリアは皆「ふつう」なのが多いですしね。

「ふつう」なままに可能な限り研ぎ澄まされたのが、新型リーフのフロントフェイスだと考えれば、現時点でのNISSAN・デザインにおけるベストプラクティスな気もしますね。

ただし、インテリアはもうちょっと趣向を凝らしても良い気がしますが……(*´ω`*)

未来感がないのがモヤモヤの正体

新型リーフを見て、それこそ一瞬、旧来のトンデモデザインが懐かしく思えた人は、結構いるのではないかと思います。

私自身、激しくそのように思いました。
冷静に考えれば新型のデザインの方が洗練されていると思うのですが、旧型のデザインにあって新型のデザインにないものが、たった一つ。

つまり、未来感です。

敢えてクルマとしての熟成を目指したがゆえに、NISSANはデザインからその要素を「敢えて」そぎ落としたのでしょう。
その判断そのものは、私的には非常に好意的に受け止めています。

ただ、新型リーフのイミフな(失礼)造形の結晶体としてのデザインには、あたかも「未来人や宇宙人が乗ってそう」な特別感がありました。
例えどんなにdisられようとも、その突き抜けた特殊さは一種のブランドであったことは疑いありません。

様々な事情はあったでしょうが、恐らく初代リーフの発売当時としては、EVを売るのにはそのぐらいの奇抜さが必要だという背景があったのでしょう。
なので、今回のリーフからそこが抜けたのは、もはやEVを売るのに奇抜さが必要な時代ではなくなった、という判断なのでしょう。
もう少し言えばNISSAN的には、

「もはやEVは未来ではなくなった」

とのメッセージなのだと思います。
コモディティだとかまでは言いませんが、一般的なヴィーグルという立ち位置に降りてきましたよ、という感じでしょうか。

これはNISSANのEVに賭ける強い意志を感じますね。

新型リーフとテスラモデル3を比較すると?

ただ一方で、こういったNISSANの「ふつう」さは、同業者のテスラなどに比べれば、やはり内外装の面でインパクト不足になっている点は否めません。
きしくも、というべきか、敢えて、というべきかはわかりませんが、リーフの発売はモデル3の発売開始時期と重なります。
伸び盛りのテスラと自動車業界重鎮のNISSANとの、正面きっての対決となるわけです。

リーフの最廉価グレードは315万。
ただしこれは、自動ブレーキさえついていない本当に「入門用」の一台に過ぎず、実際には351万のもでる「リーフX」が最低グレードと考えるべきでしょう。
自動パーキングシステムを導入すれば、399万までのびます。(ふつうのプロパイロットはXについてる)

この価格に対して、航続距離は400km(JC08モードですが)です。

※追記!!

アメリカNISSANの表示を見ると、EPA値(テスラと同じ基準)で測定されたと思われる数字が出てますね。

新型リーフ米NISSAN

150MILEという数字を見ると、EV航続距離は240kmという数字になりますので、テスラモデル3との差は結構広がります。(あさん、ありがとうございました!)

一方でモデル3の価格は日本円で約380万スタートですが、これも自動運転等の諸機能は付随していません。
日本向けの価格の案内は出ていないので詳しいことはわかりませんが、海外での展開では、自動運転機能などは有料オプションの扱いになっているようです。(色すら選べない模様)

航続距離は380km程度。
(追記)これは同じ条件のNISSANリーフと比べると、明らかに航続距離が多いです。

ということで、価格帯はほぼ互角。

値段ではややリーフに分があるといった程度ですが、テスラモデル3はスタート価格からコミコミでオプションをつけまくる必要があると思われるので、価格差は「結構ある」と考えた方が良いのかもしれません。
その一方で、航続距離では圧倒的にモデル3ですね。ただ、NISSANも航続距離拡張版を出すとは話はしていますが。
なかなかシビれる勝負になりそうですね……(*´ω`*)

個人的には、モデル3のトクベツ感に惹かれたりはしますが……。
リーフの最大の武器になりそうなのは「e-Pedal」でしょうか。
これはなかなかに面白い運転特性で、そこにヤミツキになる人もいるかもしれません。

何にしてもEVに勝負をかけたNISSANにとって、ここでテスラに負けることは許されません。
勝負の一台だと思われますね。

そしてAppleのCarPlayはいいな~♪(*‘∀‘)

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コメント

  1. より:

    モデル3の燃費はEPA値ですよ。エアコンつけて測定する値なので割と実燃費に近いです。
    同じモードだと新型リーフは240kmですね。なぜか日産自身がJC08の燃費でモデル3と比べてましたが、ぶっちゃけ詐欺ですね。

  2. ビール猫 より:

    最近のEV記事を見ていると、EVバブル ではと思ってしまいます。

    カネ貰ってステマしているのでは?
    と邪推してしまいます。

    ブログ主さんのことではありませんよ。念のため(笑)。

    リーフもモデル3も、利便性ではHVのプリウスにはかなわないと思います。

    300万円以上だして、急速充電ステーションで40分以上ですかぁ(苦)。

    やはり充電問題は痛いですね。

    • セトシン より:

      ビール猫さん、コメントありがとうございます♪

      大丈夫です、私はEV否定派ですからw
      私も、少なくともテスラ関係は結構ステマを疑ってまして、自動運転事故が起きた直後に人名救助のニュースが出たりと、まあ都合のよい報道が目を引きますね…w
      全固体電池のようなバッテリーのイノベーションがあればともかく、充電時間のボトルネックはデカいと思います。
      エコを標ぼうするなら、現実解はプリウスPHVだと思いますが、EVなら近距離用コミューターでしょうか。
      i-MiEVとかは可能性を感じますが、大型車のEVは結構どうでもいいと思ってしまいます。