何度も言うが軽自動車税なんて制度がある限り、普通車を買うのは趣味の世界

軽自動車

ワタクシ、基本的に軽自動車という制度が大嫌いでございます。
以前にもネットの片隅で腐中年の主張を叫んだことがございましたが、今日もそれに準じたお話でございます。

何がきっかけかと言われれば、こんなツィートでございますな。

言いたいことはすごぶるわかるんですが、それはちょっと違うだろうというのが、物事の発端でございますな……。

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新車販売台数だけを見ても無意味

この記事において面白いのは、

しかし、中国2800万台、アメリカ1700万台、EU1500万台と対比するから見劣りするが、日本だって年間販売台数は約500万台ある。その市場規模はひとつの国としては世界第3位。無視するには惜しい魅力的なマーケットのはずだ。

という点。
これ、確かに島国というデメリットはありますが、日本が世界有数の自動車消費国であることを示す紛れもないデータでございます。
世界第三位の市場を放置しておいていいのかNISSAN! とは誰しも思ってしまいます。

んが、ちょっとこれはストップ!( ゚Д゚)

確かに2017年の販売台数は、520万台を超えている。
従って、一見して日本は巨大自動車市場に見える。

ただですね奥さん、何かわすれちゃいませんか?
520万台の販売台数の内訳は、

・登録車 約340万

・軽自動車 約180万

なんですぜ??(*´ω`*)

つまり、日本は新車販売台数の3割ぐらいが軽自動車なのであります。
NISSANというか、グローバルでクルマづくりをしているメーカーにとって、世界戦略車が進出する余地は実質340万台であり、旨みも半減……まではいかずとも、3割減してしまう。
販売台数340万台なら、国単体で考えてもインドとドイツに抜かれて6位です。

島国で輸出入が大変そうなのに、苦労してますよ日本アイランド…(*´Д`)

かつての栄光を取り戻すガッツはないのか? そこにもどかしさを感じるのだ。

というのが元記事の主張だが、ガッツで経営戦略を決められれば株主激怒ですぜ。
むちゃくちゃ言わんでください、自動車評論家の方……(*´ω`*A;;

NISSANが日本市場に積極的でないのは、実際問題として、

うまみがない

からなんですよ。
三菱につくらせた軽自動車にセレナを並べるのが一番合理的だと、自分も思う。

日本において普通車を買うのはもはや「趣味」

軽自動車という制度そのものを否定はしません。
世界にはない日本独自の価値観なわけですが、アルトはインドで大ヒットしてスズキ躍進の糧になりました。
国内の道路事情も鑑み、より小さくコンパクトなモノづくりを促進したという点で、一定の評価は与えられるべき制度だと思います。

が、しかし。

そもそも合理的に考えれば、イミフメイな制度でもあります。
何ら合理性のない排気量と車両サイズの規定値に、不思議さしか感じない維持費の割安感。
庶民の足としてのありがたみは理解しつつも、制度そのものの摩訶不思議感はぬぐえないわけでありますな…(´・ω・`)

特に1998年に車両サイズの規定が改正されて以降、軽自動車は劇的に進化してしまった。
メーカー努力によるものなのは勿論なのですが、明らかに普通車の立場を奪うようなクルマになってしまったのです。

ひと昔前、軽自動車といえば「ショボイ」クルマの代名詞でした。
何しろ、坂道は登らない、エアコンは効かない、挙句の果てに、成人男性が乗り込むのを度外視したような無茶苦茶な室内のサイズ感です。
お家の奥さんがセカンドカーに持つには良いとしても、パパが通勤で使うにはまさしく苦行でしかないような、そんな特殊なクルマだったのです。

それが制度の変化と技術の進歩により、最早軽自動車は、

大人4人が中速で移動するのには何の不自由もないノリモノ(高速移動もできなくはない)

に到達してしまいました。
これは別に悪いことではなく、ここに到達させたスズキさんやダイハツさん、ホンダさんを褒めるべきことだと思います。

がしかし。

このレベルに軽自動車が到達した今となっては、ですね。

普通車なんて、買う意味が全くないんですけど……( ゚Д゚)

合理的に考えれば、普通車と軽自動車の差というのはたった一点。

5名以上の乗車定員が必要かどうか

に集約されます。
そりゃ普通車売れんわ。

日本の1世帯あたりの平均人数は2.5人ぐらいしかいない。
一家族4人の核家族説なんてもはや形骸なわけであって、老夫婦も若夫婦も独身独り暮らしも含めれば、ほとんどの世帯が軽自動車一台で事足りてしまう世界になっているのです。
軽自動車の境界線である一家族4人は、1961年に終了しておるそうな……( ゚Д゚)

合理的な選択肢が趣味性を奪う

究極的な合理性の集約物である軽自動車さん。
当然、限られた寸法の中に精一杯の性能を詰め込んでおられるわけですが、今度はこの「限られた寸法」が激しく邪魔をするターンに入っていると、私は思います。
つまり、以前は「限られた寸法の中に技術を詰め込むための創意工夫」が必要で、それが劇的に進化したわけですが、現在はそこが飽和しており、「限られた寸法なので全部似たりよったりになってしまう」という世界になってしまっていると思うのですな。
もちろん、HONDAのNシリーズのように各社頑張っているわけなんですが、それでもこの「限られた寸法」が進化を邪魔しているように見えて仕方がない。

つまり、クルマのコモディティ化というやつですな。
芸術製品としての側面が薄まり、単なる工業製品として並列的に並べられるだけになる。
デザイン性等の独自性に訴求できなくなって、合理性に訴えかけることができなくなった商品ラインナップは、当然のようにこのワナに陥るわけです。

まあ当ブログが何を叫んだとしても虚しいだけなのですが、しかし。

いいからとっとと軽自動車税なんて制度を廃止しろ!( ゚Д゚)

とだけは、とにかく主張したい。
スズキが国内市場にソッポを向き始めた時点で、税制度とか決めるような頭のいい人は気付いているんじゃないの?

100cc単位で税金決めていって、なるべく軽自動車の660cc付近を安めに設定すればいいだけやんと、激しく思うんですけどね。
そもそも税金を納める先が違うのってどうなのって思いますけど、アベノミクス(古い?w)でどうにかしてほしいものですw
モリカケどうこう言ってないで、野党は是非こういう現実に切り込んで欲しいものですな。

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コメント

  1. kuni より:

    こんにちは!

    最近の軽自動車に乗ってみると、そこそこ走るし意外と快適で「コレでもいいかな~」と思います。
    普通車を買うのはもはや趣味っていうのも頷けますね。
    コンパクトクラスの普通車と比べて、年間で3万円前後の節税ができそうです。

    個人的には軽自動車の規格は必要だと思っています。
    自動車は進化するたびに大型化する場合がほとんどですよね。シビックが良い例です。
    小さいサイズの自動車でないと困る地域(地下町とか田舎町の集落などの5ナンバー車でも厳しい細い路地が多いところ)もあるので「軽自動車規格」は必要です。
    ただ、規格の数値が合理的かどうかは別の話ですし、どこで線引きしても異論・反論はあると思います。

    それから、軽自動車が税制的に優遇されている点を「ずるい」と思っておられる方々もいらっしゃるようですが、軽自動車はサイズ・排気量・乗車定員等の制限を受けているからこその恩恵です。「ずるい」と思われるなら普通車から軽自動車に乗り換えてみて欲しいですね。
    「軽自動車、イイね!」もしくは「しょせん軽だなぁ」のどちらでしょうか?

    長々と失礼いたしました。

  2. kuni より:

    地下町 → 下町 でした。
    失礼いたしました。

    • セトシン より:

      kuniさん、コメントありがとうございます♪

      間違いなく「軽自動車、イイね!」でしょうね!w
      だからこそ、普通車と軽自動車の明確な線引きはなくすべきだと考える自分です。
      もちろん、小型車を優遇する制度は日本の道路事情では必要だと思うので、その点について軽自動車的な優遇制度があって然るべきとは思いますが、今の制度は限界にきているのかなぁと思いますね。
      何よりアジアマーケットが今後開拓され、小型車の需要が喚起される中では、敢えて日本専用規格にこだわらずに、ニーズの中で生まれた小型車が需要されていけばいいと思います。

  3. TECKROS より:

    米国のピックアップトラックも軽自動車みたいなガラパゴスの代モノなんですがね。
    その上で銭ゲバ企業ルノーの傀儡となった日産が2大ガラパゴス市場を天秤にかけ日本を切り捨て米国のマーケットに注力し過ぎたせいで日本マーケットの崩壊を招いてしまった。
    今の日産の普通車に乗ってご覧なさい、サイドブレーキ左側、ナビも微妙に左に傾斜。
    軽自動車の存在がどうとか最早そういうレベルの話じゃ無くなってるんですよ。
    カーメディアでも「軽自動車は優遇されすぎている!!」みたいなことを真顔で言う専門家もいる。
    そんな寝言は全国の鉄道会社・バス会社が日本のすべての居住区の生活を支えていた60年代に戻ってほざいてろ・・・と言いたくなる。

    • セトシン より:

      TECKROSさん、コメントありがとうございます♪

      60年代だったらよかったんですけどね…。
      まあぶっちゃけ、日産は制度がどう変わっても日本市場を向き直ることはありえないとは思ってます(ルノーだしw)が、スズキとかそういう小型車メーカーが日本専用者を開発する手間を惜しんであげたいなぁと…。
      ピックアップトラックについては仰る通りですね、だからこそガラパゴス化が進んだ米自動車メーカーは、成績を落としたのでしょうね。^^

  4. ビール猫 より:

    軽自動車税の優遇というか、自動車税そのものが不条理だと思います。

    前にもコメントしたかもしれませんが、クルマを使用する際に、受益者負担として以下の課税はわかります。
     ・重量税→重いクルマほど道路に負担がかかる。
     ・揮発油税→燃料を使うほど大気に負担をかける。

    しかし、クルマを所有しているだけで課税するのはやりすぎです。
    既にそれなりの税負担をしているからです。
    地方自治体にとっては、重要な税収なので、自動車税がなくなることはないでしょうけど、私は納得がいきません。

    それから、軽自動車規格は日本でしか通用しないので、自動車メーカーとしては、国際的なAセグメントに統合したいでしょうね。

    ちなみに、我が家の所有車はスズキのエブリー(軽トラ)です。
    意外と便利だったりして。www

    • セトシン より:

      ビール猫さん、コメントありがとうございます♪

      仰る通り、異論は山ほどありますね!( ゚Д゚)ノ
      日本はとにかく自動車税が高いそうなので、まあどうにかしてほしい……豊田社長が自工連の会長になったときに色々仰ってたので、改善に期待です!
      とりあえず、軽自動車税と自動車税で行先が違うのをどうにかしてほしいww

      エブリイはいいですね♪
      軽トラはDIYとかのそういう趣味があれば重宝しそうだなぁとか思ってます。
      ちょっと路線は違うかもしれませんが、うちも地味に今N-VAN(のMT)が欲しいです^^;